終演の刻

なにごとにも始まりがあれば終わりがあります

エントロピーの法則を想起させる経験を幾度となく繰り返し

私達は人生という名の記録を綴っていくのでしょう…

『終わり』は必ずやってきます

それは絶対に避けられない運命でしょう

ただ『突然やってくる終わり』は抗えない場合も多々ありますが

『予定のある終わり』の場合は『終焉』に向けての準備や覚悟を決める事が出来ます

わかりやすい例えは『卒業』あたりでしょうか

 

卒業といえば実は先日とあるアイドルグループからメンバーが1人卒業したのです

ウェディ女子だけで結成されたユニットRineh(リーネ)というグループがありまして

そこのメンバーのエミちゃんがこのたびリーネを引退する事になりました

ちなみにエミちゃんは、あたしのフレンドでもあります

話を聞くとエミちゃんはリーネ結成初期の頃からのお客さんだったようです

しばらくしてあたしにも「一緒に見てみない?」と誘いがあって何度かライブ観賞に行きました

あたしはその後しばらくご無沙汰だったのですが

久しぶりにリーネを見に行ったらなんと観客だったエミちゃんがステージに上がっていました

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少し話はズレますが先日ラジオでこんな話を聞きました

美容院で担当の男の子との会話なのですが

「僕、某アイドルの滅茶苦茶ファンだったんすよねーでも今は辞めちゃって」

「どうして辞めちゃったの?冷めちゃったの?」

「いや、気づいたんスよ

アイドルは追いかけるモノじゃない『演るモノ』だって…

なので僕、ジャニーズ目指すんで応援よろしくッス!!」

閑話休題

エミちゃんも気づいてしまったのでしょうか

ステージに上がってアイドルをしてる彼女は

あたしの知ってるフレンドのエミちゃんではありませんでした

リーネの一員として頑張る1人のアイドルでした

そんなエミちゃんが約1年半のアイカツを終えるというのです

これはファイナルライブの応援に行くしかありません

うえ子に特殊メイクをして1時間も前から開場待ちをするくらい気合いが充分なあたしです

本当はバシャバシャ写真を撮るつもりで行ったのですが

気付いたら最後のステージに魅入ってて写真を撮る余裕はほとんどありませんでした

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ところでこのリーネというグループは家具のオルゴールなどをBGMに使って

そこにオリジナルの歌詞をあてる少し珍しいタイプの歌パフォをしています

これは作曲には制限がありますが

自分の好きな作詞が出来るのでクリエイター的には面白いんだよね

…え?

知った風な事をいうな?

…知ってるよ

昔、RPGツクールでゲームを作った時にエンディングでBGMに併せて歌詞を表示した事があります

ネットに上げた時に(現在はダウンロード不可能です)

「思わずエンディングでボタンを押しながら歌っちゃいました」

って感想をもらったときは滅茶苦茶嬉しかったのを覚えています

そんな経験もあったせいなのでしょうか

なんかファイナルライブだって思ったらもうね…感無量になってしまって…

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常連客じゃないとわからないかもしれませんが

とても素晴らしいステージでした

1年半の集大成とでもいうのでしょうか

いやその前からのファンとしての活動とか

エミちゃんのお友達がどんどん応援に来るのを見守ってたりとか

当事者じゃないとわからないかもしれませんが

とても良いエンディングでした

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先ほどの美容師の男の子やリーネの方々も言ってましたし

以前あたしも言いましたが

『演じる』のはとても楽しいです

踊る阿呆に見る阿呆

同じ阿呆なら踊らにゃ損々

と、言ったところでしょうか

個人活動にしろ、どっかのグループにしろ

『アナタ』が興味を持ったのならばパフォーマーになってみるのも楽しいと思いますよ

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最後にアイドルを辞めて普通の冒険者に戻ったエミちゃんやお友達とスライダークを殺ってログアウトしました

 

おしまい 


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