続・ゲームマスター論

続きです

昨日、少し出た単語『TRPG』ですが

これは『テーブルトークロール・プレイング・ゲームと読みます

明確にTRPGと区別する時はドラクエXのようなRPGを『コンピューターRPG』と呼びます

テーブルトークRPG』と『コンピューターPRG』

実は根っこの部分は同じです

プレイヤーはキャラクターを操作し謎を解いたり敵を倒したりしてボスモンスターを倒してめでたしめでたし

まぁだいたいはこんな感じです

では『どこが』違うのかといえば

『進行役』が違うのです

『進行役』と言われてもピンと来ないと思いますが

あたしたちが普段遊んでるRPGって『ゲーム機』がいろんな処理をしてる訳です

プログラム上に存在するシナリオ通りに進行し

プログラムの決めた敵を出現させて

戦闘処理やキャラのHP変化などの情報をモニターを通じてプレイヤーに教える訳です

言いたい事…伝わっているかな?

つまり『ゲームの進行役』をコンピューターがやってる訳ですよね

これに対してTRPGは『人間が進行役』をやります

言葉で情景や状況を説明し、プレイヤーは想像力で情景を空想します

モンスターが出たら基本的にサイコロを振って戦闘処理をし

プレイヤーがNPCと対話をする時は

進行役がNPCになりきってNPCとして会話・演技をします

こういうのを卓上で会話をしながら行うので

『テーブルトークロール・プレイング・ゲーム』な訳です

 

で、

この『進行役』の事を『ゲームマスター』と呼びます

このゲームマスターは、とても大変な仕事です

そして…人によっては『つまらない』役でもあります

『好き勝手に冒険できるプレイヤー』の方が楽しいって人の方が多いかもしれません

逆に見方をすると

ゲームマスターの面白いところは色々あると思うのですが

『自分で世界を創造できる』ところがキモの1つだと思います

街やダンジョンの簡単な設定を考えてシナリオも考えて

その自分が産みだした世界の中をプレイヤーが臨機応変に動き回るのです

しかも『言葉』でやりとりをする訳ですから

あるいみ『制限』がありません

プレイヤーがいきなり強盗になったりする場合だってあるのです(普通はしないけどw)

ただ…ここからが初心者ゲームマスターの陥りやすいワナなのですが

ゲームマスターは、ある意味『神にも悪魔』になれます

 

たとえば、LV1冒険者のダンジョンにレッドドラゴンを出した人を知ってます

これはイジワルじゃなくてインパクトを出す為に配置したのですが

本当は魔法使いがドラゴン語で交渉して無事に帰還って流れの予定だったのですが

ダンジョン探索中に魔法使いが死んでしまいレッドドラゴンと戦闘

いきなり炎のブレスを喰らってHPの3倍以上のダメージを受けて

「3回死んでおつりがくるね」と言ったゲームマスターを知ってます

まぁコレは…ダンジョンのモンスター配置のバランスをミスったゲームマスターが悪いんですけどね

 

たとえば小学生が滅茶苦茶複雑な迷路を描いて喜ぶように

生存率1%くらいの超難易度シナリオ・モンスター配置を必死になって考えて

『プレイヤーを殺す事だけを考えるゲームマスターも存在します

 

逆に『あの人のマスタリングなら是非とも参加したい!!』って言われるような凄いゲームマスターも居ます

 

さて、この『プレイヤーが遊べる場を準備・提供して

プレイヤーをもてなす』って役割は

『プレイベ主催者』と非常に似てると思いませんか?(やっと本題…)

昔から言われてるけどゲームマスターに必要なのって『自分が楽しむ』んじゃなくて

『プレイヤーを楽しませようという、おもてなしの心』なんだよね

もちろんゲームマスター本人も楽しまないとダメですけど

ゲームマスターだけが楽しんでもプレイヤーが楽しめなければダメだと思うんです

なのでプレイベも『主催も楽しむ』のは当たり前ですが

『参加者も楽しませる』ってキモチが非常に大切だと思うんです

そのキモチがあれば

きっと自然と素晴らしいプレイベを開催する事ができるとおもうんですよね

 

『みんなを楽しませる』『自分も楽しむ』

『両方』やらくっちゃあならないってのが

『プレイベ主催者』のつらいいところだな

覚悟はいいか?

あたしは出来てないからプレイベ主催をしません >△<

(サイテーのオチ)

 

おしまい 


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